セルフマネジメント(自己理解)・望む結果を手に入れる

こんにちは、ISD個性心理学上級講師・ISD人的専科能力講師
園池涼一です。

コロナ禍もだんだんと落ち着いてきていますが、まだまだ油断はできません。

コロナにより環境は激しく変化し、不確定な時代へ進んでいます。私たちがいる環境は今までの経験では対応できなくなっています。
そのような中多くの人が望まない結果を手にしているのではないでしょうか?

今回は「望む結果を手に入れる方法」について書いていきます。
記事の内容はドラッカースクールのセルフマネジメント教室を基に書いております。

リズムと合わせて読んでいただくと望む結果を得るための方法を身に付け、リズムの意味がより深く理解されることと思います。

ピーター・F・ドラッカー氏は言っています、
「他者をマネジメントするためにはまず自分をマネジメントすることだ」と。

望む結果を手に入れる

あなたは望む結果を手にしていますか?

読んでくださっているあなたがいま「望む結果を手にしている」のであれば、読む必要はありません。
ここでやめて違うことに時間を費やしていただいた方が時間を使いあなたの貴重な命を削る必要はありません。

いま手にしている結果が「望まない結果を手にしている」方にこそ読んでいただきたいからです。

そのためには意識しなければいけないことがあります。

望む結果はなんですか?

私たちは行動を選択しています。
帰ってきたらすぐにテレビを見たり、携帯でインスタグラムを見たり、その選択がもたらす結果をどれだけの人が意識しているのでしょうか?

今あなたが手にしている結果は自分自身が意識されたものでしょうか?
多くの場合、望んでいない結果をいつまでも手にしているのではないでしょうか?

筆者であるジェレミー・ハンター氏は問います。

・あなたが意図したことはなんですか?
・あなたが本当に望む結果はなんですか?
・今手にしている望んでいない結果はなんですか?
ここに正解はありません、なぜなら答えは一人ひとり違うからです。

問いに答えるためには、今まで意識していなかった自分の思考や感情のパターンに意識を向ける必要があるのです(自己理解)。

マラソンで世界一になるといういう結果も、1週間で3キロ痩せるという結果も到達するための方法は同じです。
なんて書くと、とても難しいことをしなければいけないのかというとそうではありません。

望む結果を得るためにすることは、「あなたの望む結果がなんであるか」をはっきりさせ、いま得ている結果が自分が望んでいるものかどうかを自問してみることです。

望んでいない結果を得ているのであれば、それをもたらす自分の思考や行動パターンに気づく必要があるのです。

そうすることで、望まない結果を手にするパターンに陥らないための選択が見えてくるのです。
そこから正しい選択を繰り返していくことで望む結果に近づいていくのです。

結果を情報として捉え、改善していくこと

あなたが手にしている結果は望むのものであれそうでないものにせよ、結果はあなたの行動に対してのフィードバックであり、貴重な情報なのです。
その情報を最大限に使うことで、モノの見え方、考え方、行動を望む結果に近づけるように変えていくことができるのです。

日本ではより良いものやサービスを生み出すプロセスとしての改善は当たり前のように行われています。
けれども、時代の変化に効果的に対応するために継続的に自分を変えていくためのプロセスの改善がより身近なものになれば個人の幸福度組織の生産性も向上します。

マインドフルネス

自己変革の改善のために必要なものが情報です。
情報を正確にキャッチするためのスキルがマインドフルネスです。マインドフルネスはセルフマネジメントの基本スキルです。

とても難しいもので私にはできるかなと考えていらっしゃる方も多いのかと思いますが、教室やワークショップで学び自宅でできるものです。
正しく行えば日常的な課題を解決しより良い結果を日々実感することができるようになるのです。

楽器の新しい弾き方を学ぶのと同じ

誰にでも経験はあるものです。その経験を楽器に喩えてみます。
毎日楽器に触れていなければ美しい音を奏でることはできません、繰り返し練習し失敗の中から学び続ける必要があります。このサイクルこそが劇的に変化している新しい世界に適応し創造的に生きていくための鍵となるのです。

無意識の行動とは

筆者であるジェレミー氏がある日愛する生まれたばかりのお子様と家にいたときのエピソードです。
ジェレミー氏にとってお子様とのその時間は本当にかけがえのないものはず。

しかし、ジェレミー氏は無意識に目の前にある携帯を手に取り、ニュースをチェックしようとした自分に愕然とします。

お子様が自分に全存在を委ねている瞬間であったにもかかわらず、土曜の昼にニュースをチェックするという全く重要度の低い選択をしてしまいます。

つまり人はいとも簡単に重要でない、どうでもいいということに気を取られしまうということです。

逆を言えば、そうならないための練習をするための機会を私たちは持つことができるということです。

いま私たちがいる世界

いま私たちが生きている世界は、過去の経験に頼っても今いる環境の助けにはなりません。
昨今の自然災害(2020年はコロナ禍)、人工知能・AIの出現、高齢化により変化していく社会、政治的な緊張とダイナミックな動きはこれからも起こっていくだろうし、この状況と付き合っていかなければなりません。

いずれにせよ、私たちは変わっていかねばならないことは事実なのです。

この時代を象徴する言葉としてVUCAという言葉あります。
V=Volatility:変動性
U=Uncertainly:不確実性
C=Complexity :複雑性
A=Ambiguity:曖昧性
VUCA時代は、将来を予測するのが難しく刻々と移り変わる環境へと柔軟に適応する必要があります。

この状況に対応するために企業や学校は様々な取り組みをしています。
しかしそのほとんどは自分以外の何かを変えることで今起きている望んでいない結果を変えようとする取り組みです。

果たしてその取り組みが良い結果を生み出しているでしょうか?

ヒエラルキーモデルとネットワークモデルでのあり方

20世紀はテイラー主義(工場労働)に見られるピラミッド型のヒエラルキーモデルです。

このモデルではヒエラルキー・階層ごとに権限と役割が決まっています。
決まった役割と権限を超えることは許されませんので、このモデルでは人は自動的に振る舞います。

またそれぞれの個人が自分の役割についてどう考えるかはあまり問題ではありません。

毎日決まった時間に出勤し、決まった時間に帰宅し、決まった手順で仕事をこなす、非常にシンプルな世界で職場の人間関係もそれほど複雑なものでもありません。

ドラッカー氏は20世紀から21世紀にかけて社会は急速に知識社会・ナレッジソサエティー化すると指摘しました。
その社会に働く人たちをナレッジワーカーと呼びます。
働き方は工場労働者とは全く異なります。

知識社会においては人は定時では働きません仕事上の役割も以前のようにはっきりしません

人間関係はもっと複雑化し、誰もが多くのコミュニケーションや交渉を要し、職場においてもお互いに会話を交わし信頼関係を築いていくということが大切になってきます。

何かを達成するには決められた役割をただこなすだけでなく、個人として質の良い関係性をマネジメントすることが求められるのです。

知識社会特有の生きづらさは、この関係性のマネジメントに端を発していると言っていいでしょう。

以前であればコミュニケーションは優先順位は低いもので、成功するために必要なものは読み書きができ、的確に指示に従うと言った、より目に見える能力でした。

一方で知識社会に付属した組織はネットワーク型モデルです。

いま私たちは職場でもプライベートでも複数のネットワークの中で生きています。かつてのようにシンプルな人間関係の中で生活が成り立っている人は少ないです。

この関係性のネットワークは絶えず変化しています。
このネットワークに対し何かを与えると同時に何かを受け取っています。

誰かと関係すると必ず軋轢や衝突が生まれます、そんなときにうまく対処できなければ良い関係を保ち続けることはできません。

良い関係とは相手を理解し、共に変容しているかどうか、それが関係性の質を決めるのです。

そのためには正直であること率直であること公正であることが求められています。

ネットワークの中でそうした振る舞いができるかどうかは自分をうまくマネジメントできるかにかかっています。

多くの人たちは自分が会社の中でどう思われているか不安で身動きが取れないという悩みをお持ちではないでしょうか?

実際に自分が正直に自分の意見を言ったり、大切なことが打ち明けたりすることができないような組織はたくさんあります。

ヒエラルキーモデル型の世界ではそもそも自分の意見などいう必要などはありませんでした。

毎日決められた場所に行き、自分の仕事をして家に帰る。そうすることで評価され、報酬も得られ、何十年も会社にいつづることができました。
日本において終身雇用制、年功序列は既に崩壊しています。

一方ネットワークモデルの世界では、個人は人間関係においてずっと多くのことを求められています。

1人ひとりがネットワークに対して何かを提供しながら何かを得る。自分が役割に埋没せず、本当に望む結果や状態を得るには好むと好まざるにかかわらず、ネットワークにいる人と交渉する必要があるのです。

交渉の出発点は自分が何を望んでいるかに気づくことです。ヒエラルキーモデル型の世界にいるときは何を望んでいるか分からなくても役割は与えられていました。
ネットワークの世界においては自分で決められない人はどんどんネットワークの周辺に追いやられてしまいます。

ネットワーク型の世界ではヒエラルキー型の世界と違うスキルやマインドセットが必要です。

セルフマネジメント(自己理解)を学ぶ理由

自分の内面をわかっていな人に組織やチームのマネジメントはできない。

自分をマネジメントできなければ他者をマネジメントはできない
byピーター・F・ドラッカー

乱気流時代の経営

「マネジメントの役割は成果を上げること」
だとドラッカー氏は述べています、また最も難しくもっと重要な仕事であると述べています。

企業や組織・チームが成果を出すことが最重要課題です。

成果が出ていない人や組織が成果を出すためには思考の幅を広げ今までとは違う選択肢を生み出し、行動を積み重ねた結果から学び続ける必要があります。

このサイクルが成果をもたらすのです。

自分が見ているものは本当にそこにあるか?

ドラッカー氏はまた最初から事実を探すことは好ましいことではない、既に決めている結論を裏付ける事実を探すだけになる。見つけたい事実を探せない者はいないと言っています。

経営者の条件

人は自分が見たいものを見ようとします。

そのモノの見方や価値観、過去に蓄えた知識や個々の思考により自動的に決まります。

自分のフィルターを通して現実を見るのです。しかしそれは期待で、その人の価値判断、思い込み、バイアス、身体感覚、感情など多くの要素が複雑に絡み合った結果映し出されたモノなのです。

そしてほとんどの人は自分にフィルターがあることすら意識していません。

セルフマネジメントを学ぶ目的は自分のフィルターをはずし、オプションを増やし、より良い結果を得ることです。

自分の内面を理解し、自分自身をマネジメント(自己理解)できるようになって、初めて他者に影響力(他者理解)を発揮できるようになります。

しかししばしばこの順序を多くの人は逆にしがちです。

自分の内面に目を向けずに自分以外の誰かや何かに目を向け何かを変えようとするから変化しません。

学校教育においても社会人になってからも自分は今何を感じているのか?
感情や自分の身体にどんな感覚があるか?身体感覚という生きる上で重要な問いに向き合う機会はほとんどありません。

自分の考えていることはなんとなくわかるけれど、その奥にある感情や感覚に気づかないまま闇雲に行動しているとその結果についても評価できません。

自分が何がしたいのかわからないという人が多いのはこのセルフマネジメント=自分の内面を見つめる(自己理解する機会がないことが原因です。

頑張っているのに結果に結びつかない人はそもそも自分がどういう結果を目指しているのか自分自身がわかっていないと言えるのです。

かと言って、自分にばかり目を向けて、周りの人、環境、組織に目を向けなければ成果を出すことはできません。
自分を取り囲む他の人の存在があってこそ望む結果が出せる。ネットワークモデル型が主流の時代において1人で完結する仕事はありません。

最後に

この世界はスピリチュアルではないし、瞑想していれば世界が変わるそんなことはありません。

祈っているれば神様が降りてきて、この世界をよくしてやろうそんな都合のいい話もありません。

結局はまず行動することです。その具体的な行動の第一歩が自己の内面を見つめること

自分の感情や願望を知ること(自己理解)。その上えで外側の世界に働きかけ(他者理解)、より良い結果に近づけていくことこれがセルフマネジメントです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は初めて本の内容をご紹介するという記事です。
ISDロジックと本の内容が親和性がありましたのでご紹介させていただきました。

望む結果を手に入れるということは誰しもが望んでいることであるにもかかわらず、多くの方ができていません。

何故なのかの問いに答える内容が、ドラッカースクールのセルフマネジメント教室には書かれています。

その内容とリズムを合わせて行動していただくことで最短で自分の望む結果を手にしていただけると確信しています。

セルフマネジメントは瞬間のマネジメントでもあります、ISDロジックにおけるリズムは自分の行動の方向性を設計することができます。
自分の望む結果対しどのような行動を取ればわかっているのであれば選択肢も決まってきます。

自分の選択肢を最適化するためにもリズムに関する記事も併せてご覧くださいませ。

もっと詳しく知りたい方は実際に本を手にとっていただくか、Aidibleで耳から聞いていただければと思います。

参考文献 ドラッカースクールのセルフマネジメント教室
     出版社 プレジデント
     [著]ジェレミー・ハンター(Jeremy Hunter)
     [著]稲墻 聡一郎(Soichiro Inagaki)
     [序文]井上 英之(Hideyuki Inoue)
     https://presidentstore.jp/category/BOOKS/002360.html
https://bit.ly/2ywE7DM

筆者:園池 涼一