ORGANIZATION ANALYST
見えている問題を、
一つの答えで
決めつけない。
離職、属人化、育成の停滞、判断の集中。
組織で起きる問題は、
一つの原因だけで生まれているとは限りません。
人だけでなく、関係性、仕事、情報、権限、
意味づけ、知識、日々の実践、制約まで。
複数の視点から「なぜ、そうなっているのか」を読み解き、
経営者が次に判断できる形へ変える。
それが、組織分析屋です。
THE WORK
組織分析屋は、
「原因を当てる人」ではありません。
曖昧な違和感を、調べられる問題へ変え、 複数の可能性を比較し、 組織の中で何がつながっているのかを整理する。 そして、どこから手を打つべきかを判断できる状態をつくります。
兆候を拾う
「最近おかしい」 「なぜか増えている」といった、 まだ名前のついていない違和感を拾います。
問題を定義する
誰に、どこで、いつから、どの程度起きているのか。 調べられる問いへ変えます。
仮説を複数持つ
最初に浮かんだ説明を答えにせず、 別の可能性を並べます。
事実で確かめる
面談、記録、業務データ、実際の仕事の流れから、 仮説を確認します。
構造を描く
人、仕事、情報、権限、評価などが どう影響し合っているかを整理します。
判断へ翻訳する
ボトルネック、リスク、優先順位を整理し、 次の一手へつなげます。
CASE
たとえば、
「若手が質問しない」。
「主体性がない」で終わらせた瞬間、 見えなくなるものがあります。
条件
役割や期待される成果、 判断範囲は明確になっているか。
発言
分からないと言ったり、 質問したりしても安全な環境か。
防衛
「聞いていい」と言いながら、 実際には質問を避けさせる反応をしていないか。
意味づけ
本人は「質問すること」を どんな行動だと捉えているのか。
知識
判断基準や経験知が、 上司の頭の中だけに残っていないか。
力関係
誰に何を言うかによって、 評価や立場への影響が変わらないか。
実践
実際の現場では、 どのタイミングでどんなやり取りが行われているか。
制約
結局、仕事の流れを止めている 最も大きな要因は何か。
一つの現象に対して問いを変えると、 見えてくる原因候補も、打ち手も変わります。
ANALYTICAL LENSES
理論を当てはめるのではない。
理論を使って、問いの質を上げる。
一つの理論ですべての組織問題を説明することはしません。 問題によって、見るべき場所を変えます。
成果が出る条件
チームや個人が成果を出すための 仕事設計や支援条件を見る。
発言できる環境
質問、異論、失敗報告が 表に出る状態かを見る。
組織の防衛
問題を認めない、触れない、 繰り返す仕組みを見る。
意味づけ
人々が同じ出来事を どう理解しているかを見る。
知識の流れ
経験や判断基準が、 どこで生まれ、どこで止まるかを見る。
権力と影響
誰が決められ、 誰が言いにくい状態なのかを見る。
日々の実践
制度ではなく、 現場で実際に何が行われているかを見る。
制約
全体を止めている ボトルネックがどこにあるかを見る。
背景には、チーム設計・心理的安全性・組織学習・Sensemaking・ 知識創造・Power・Practice Theory・制約理論など、 組織研究の知見があります。
OUTPUT
最後に残すのは、
「診断結果」だけではありません。
分析の目的は、組織について詳しく説明することではなく、 次の判断をできる状態にすることです。
課題構造マップ
現象と原因候補、 問題同士のつながりを整理します。
仮説整理
有力な仮説と、 まだ確認が必要な仮説を分けます。
リスク整理
離職、属人化、判断集中、 負荷などへの影響を整理します。
ボトルネック
全部を変えるのではなく、 影響の大きい場所を絞ります。
優先順位
今やること、 後で見ることを分けます。
次の判断
経営者が次に何を決める必要があるのかを 明確にします。
FROM ANALYSIS TO DECISION
現象を、
経営判断の言葉へ。
BOUNDARY
だから、最初から
解決策を決めません。
性格だけで説明しない
個人特性は判断材料の一つです。 組織問題の万能な答えにはしません。
心理的安全性だけで説明しない
発言しにくさの背景に、 仕事設計や権限の問題がある場合もあります。
研修ありきにしない
能力不足ではなく、 仕組みの問題なら研修では解決しません。
ツールから始めない
TOiTOiやTENPiNが不要なら、 使わない判断をします。
全部を変えようとしない
最も影響の大きいところから、 優先順位をつけます。
分析して終わらない
現場で試し、 結果を見ながら仮説を更新します。
PRINCIPLE
組織分析屋は、
答えをたくさん知っている人ではない。
見えている答えを疑い、
より良い問いをつくれる人でありたい。
理論は答えではありません。
見落としている可能性に気づくためのレンズです。
ORGANIZATION ANALYST
HR CONCIERGE 代表園池 涼一
組織で問題が起きたとき、 人の性格や能力だけに原因を求めず、 「その行動が生まれる条件は何か」を考えることを 大切にしています。
一つの理論ですべてを説明するのではなく、 問題に応じて視点を変え、 事実を確認しながら仮説を更新する。
そして分析結果を、 経営者が次に何を判断するのかという言葉へ 翻訳するところまでを、 組織分析屋の仕事だと考えています。
OTHER PERSPECTIVES
数字と暮らしを見るFP、酒の背景や嗜好に触れる唎酒師、 言葉と間を扱う落語。 組織分析とは異なる領域での経験も、 人を見る視点の幅につながっています。
